所長挨拶
武田病院健診センター 所長
中村 保幸
ガンや脳血管疾患・心疾患などは最悪死をもたらす疾患で、生活習慣が好ましくないと起こるため、まとめて生活習慣病と呼んでいます。生活習慣病が始まる初期段階では全く症状が出ないことがほとんどです。無症状の生活習慣病を見つけることを予防医学では2次予防と呼んでいます。生活習慣病を初期段階で見つけ出し、対策を講じることで死亡や半身不随などの重篤な状態の発生を予防することが出来ます。
健診や人間ドックは2次予防を主な目的としています。さらに健診や人間ドックを受けられた際には、医師や保健師によって1次予防とよばれる生活習慣病の発症予防を目的とした危険因子の是正を行うための生活習慣指導も行います。
健診や人間ドックを行っている武田病院健診センターは武田病院グループ健診部門のひとつとして1986年(昭和61年)7月に開設されました。人間ドックをはじめ生活習慣病健診・定期健康診断・雇用時健康診断など各種健診を行っております。JR京都駅から徒歩3分という立地条件もあり、京都府内のみならず近隣他府県からの受診も多く、毎年人間ドック約10,000人を含む約60,000人の方にご利用いただいております。
武田病院健診センターは人間ドック健診施設機能評価の認定を受けております。健診を短時間で能率的に行うため、健診データ自動収集・誘導支援システムを導入し、利便性の向上にも努めております。健康管理への関心が高まる中、一般健診に加えてオプション検査のご希望も多くなっております。
当センターでは、脳ドック・肺ドックなどの専門ドック、マンモグラフィや最新鋭のPET-CTによるガン検診、CTを用いて大腸疾患を診断する大腸CT検診(CTC)、被爆なく約5分で測定できる内臓脂肪量測定など多くのオプション検査をご用意しております。精密検査や治療をご希望される場合には、武田病院グループの病院やクリニックの専門医にご紹介するなど、当センターならではの連携体制も特徴の一つです。
また、専任の保健師が健診結果に基づいた保健指導や総合的な生活習慣のアドバイス、皆様からの様々なお問い合わせや医療機関の予約などに対応しておりますのでお気軽にご連絡ください。
スタッフ一同、質の高い健診をご提供できるよう努めて参りますので、当センターをご利用いただけば幸甚に存じます。